大切なことはすべて台湾が教えてくれた

台湾で暮らす主婦の徒然ブログ。稚拙な文章で自分の気づきなど自由に書いてます。

SHOE DOG シュードッグを読んだ感想 書評

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スポーツ用品メーカー、ナイキの創業者が書いた「シュードッグ」をよみました。

SHOE DOG(シュードッグ)

SHOE DOG(シュードッグ)

 

 私は神戸市出身なのですが、まさかナイキの創業者がナイキを立ち上げる前、神戸のアシックスの前身であるオニツカへ交渉しに行き販売権を得てアメリカでオニツカタイガーを売っていたとは驚きました。その後オニツカとは裁判で争うことになってしまうのですが、ずっとオニツカとの関係が良好であればナイキは生まれてなかったかもしれません。またナイキが銀行から手を引かれ小切手が不渡りをだし、詐欺で著者を投獄をも想像させたピンチを救ったのも日本の企業でした。ナイキが創業当初靴の製造を委託していたのは日本の工場だったし、これほどまでナイキと日本とが関わりあったとはとても興味深いです。その後人件費の高騰等の理由から日本の工場から台湾の工場へ移ります。台湾は私が現在暮らしているところですので勝手にナイキと縁を感じてしまいます。

ちなみに当時1976年頃初めて台湾台中の地に下りた著者の印象は

 台中は見た目も立ち込める匂いも銀河系のはるか彼方の国に思えた

だったそうです。臭豆腐のにおいでしょうか。銀河系のはるか彼方ってことは地球上では考えられない国ってことですかね。いったい1970年代の台中ってどんなだったんだ!

 

そして1977年からナイキに製造を請け負った台湾の斗六にある豊泰企業株式会社ですが、現在はナイキの商品開発を担っています。

豐泰企業股份有限公司

 

この本で感じたことは、できるかと聞かれればとにかくできると答える。そしてがむしゃらにがんばればなんとかなってしまうということ。がむしゃらとは思いつくすべての術をやってみるということ。失敗やリスクを恐れて自分を低く見積もれば成長はないんだということ。成功者に共通することは失敗を恐れない恐れてたって立ち向かう圧倒的な行動力と情熱だと思いました。シンプルだけどこれがなかなか難しい。私はすぐ自分のハードルを下げて「できない」って言って逃げてしまうので、まず自信を持つとこから心がけていきます。